安定の公立?挑戦の私立?
公立保育園と私立保育園の給与・待遇・試験難易度徹底比較

「やっぱり公務員(公立)の方が安定してる?」「私立の方が給料が高いって本当?」
転職を考える際、多くの保育士さんが迷うのが「公立」か「私立」かという選択です。

昔は「公立=勝ち組」というイメージがありましたが、最近は処遇改善によって私立の待遇も劇的に良くなっており、一概にどちらが良いとは言えなくなっています。

今回は、公立と私立の決定的な違いを、給与・休み・仕事内容などの面から比較解説します。

【比較表】公立保育士 vs 私立保育士

まずは大きな違いを一目で確認しましょう。

項目 公立保育園 私立保育園
身分 地方公務員 民間企業の社員
採用試験 年1回(難易度 高) 随時募集(人柄重視)
給与 年功序列(長く働くほど高い) 実力主義(経験・役職による)
異動 あり(数年ごとに園が変わる) 基本的になし(系列園への異動はある)

公立保育園で働くメリット・デメリット

「公務員」という安定した地位は魅力的ですが、柔軟さに欠ける側面もあります。

メリット
  • 昇給・ボーナスが確実
    条例で決まっているため、長く勤めれば確実に給与が上がります。退職金も手厚いです。
  • 産休・育休が取りやすい
    制度が整っており、復帰後も働き続けやすい環境です。
  • ベテランが多く学べる
    勤続年数が長い職員が多いため、保育技術を学びやすいです。
デメリット
  • 副業が禁止
    公務員法により、副業は法律で禁止されています。
  • 異動がある
    3〜5年で転勤があります。人間関係がリセットされる良さもありますが、慣れた頃に異動になるストレスもあります。
  • 試験が難しい
    筆記試験(教養)があり、倍率も高いため狭き門です。

私立保育園で働くメリット・デメリット

運営母体(社会福祉法人や株式会社)によって特色が全く異なるのが私立の特徴です。

メリット
  • 独自の保育ができる
    「リトミック」「英語」「モンテッソーリ」など、園ごとの特色ある保育に関われます。
  • 設備が綺麗・ICT化
    新しい園が多く、ICT導入による業務効率化が進んでいる園も多いです。
  • 就職しやすい
    面接重視で採用されることが多く、やる気があれば年齢に関わらずチャンスがあります。
デメリット
  • 園による格差が大きい
    給与も休みも園の方針次第。「当たり外れ」が激しいです。
  • 経営不振のリスク
    公立と違い、経営難による閉園や給与カットのリスクがゼロではありません。

結局、どっちがおすすめ?

Point

あなたの「重視すること」で選ぼう

  • 公立が向いている人
    ・とにかく「安定」が第一
    ・一つの場所にとどまらず、異動で気分転換したい
    ・筆記試験の勉強をする時間と自信がある

  • 私立が向いている人
    ・「やりたい保育」の方針が決まっている
    ・異動せず、同じ園でじっくり関係を築きたい
    ・家賃補助(借り上げ社宅)などを使って都心で暮らしたい

最近は「私立」の好条件求人が増えています

「公立=高給与」というのは一昔前の話になりつつあります。
今は待機児童対策で、私立園でも「賞与4ヶ月分」「月給25万円以上」「家賃補助8万円」といった公立以上の好条件を出す園が増えています。

公務員試験は年齢制限もありますが、私立なら何歳からでも挑戦可能です。
まずは転職サイトで、自分の地域の「好条件な私立求人」をチェックしてみることをおすすめします。