給料が安いのは昔の話?
保育士の平均年収と手取りアップの裏ワザ

「保育士は重労働なのに給料が安い…」
長年そう言われてきましたが、ここ数年で状況が変わってきているのをご存知ですか?

国による「処遇改善手当」の導入や、保育士不足による待遇競争により、年収は確実に上がり始めています。
それでも「私の給料、低すぎ?」と不安な方へ、現在の平均年収データと、確実に手取りを増やす方法を解説します。

【データ】保育士の平均年収はいくら?

厚生労働省の調査(令和4年賃金構造基本統計調査)によると、保育士の平均給与は以下の通りです。

▼ 保育士の平均年収(賞与込み)

約 391万円
月収(手当込) 年間賞与
約 27万円 約 67万円

※平均年齢38.4歳、公立・私立含む全国平均データ

「えっ、そんなに貰ってない!」と思った方もいるかもしれません。
これはベテラン層や公立保育士も含まれた数字です。
手取りにすると「月18万〜22万円」くらいが若手・中堅層のリアルな数字と言えるでしょう。

給料を上げるための3つの方法

「ただ長く働くだけ」では給料はなかなか上がりません。以下の3つの方法が最も効果的です。

1. キャリアアップ研修で「処遇改善」をもらう

今は国の制度で、役職につくことで月額最大4万円の手当がつきます。

  • 職務分野別リーダー
    経験3年程度〜。月額+5,000円〜
  • 専門リーダー・副主任
    経験7年程度〜。月額+最大40,000円

2. 「借り上げ社宅制度」のある園に転職する

額面の給料は変わりませんが、「自由に使えるお金」を増やす最強の方法です。

【例】家賃8万円の家に住む場合

● 通常:
手取り20万 − 家賃8万 = 残り12万円

● 制度利用:
手取り20万 − 家賃0円(補助) = 残り20万円!

※実質的に、給料が8万円アップしたのと同じ効果があります。

3. 運営母体の大きい法人へ転職する

賞与(ボーナス)の額は、運営会社の体力に依存します。
小規模な法人では「賞与1〜2ヶ月分」が限界でも、大手株式会社や社会福祉法人なら「賞与3〜4.5ヶ月分」という求人も珍しくありません。

今の園で「昇給」が見込めないなら…

「先輩を見ても給料が上がっていない」「サビ残ばかりで割に合わない」
そう感じたら、環境を変えるタイミングです。

転職サイトで求人を見る時は、月給だけでなく「賞与実績」「手当の種類(住宅手当・処遇改善手当)」を必ずチェックしましょう。
同じ仕事内容でも、場所が変わるだけで年収が50万円アップすることはよくある話です。