立つ鳥跡を濁さず!
保育士の円満退職スケジュールと退職届の書き方

「来年度は更新したくないけど、いつ言えばいい?」「年度途中で辞めるのはやっぱり迷惑?」
担任制がある保育士にとって、退職のタイミングは最大の悩みどころです。

伝える時期を間違えると、園長とトラブルになったり、同僚に迷惑をかけて気まずい思いをしたりすることになります。

今回は、トラブルを避けて笑顔で送り出してもらうための「退職までのロードマップ」と、「角が立たない伝え方」を解説します。

ベストはいつ?退職までのスケジュール

保育業界の常識として、基本的には「3月末(年度末)」での退職が推奨されます。

理想的な流れ(3月末退職の場合)
  • 9月〜10月:意思を固める
    来年度の意向調査が行われる時期です。ここで「更新しません」と伝えるのがベスト。
  • 11月〜12月:直属の上司・園長へ相談
    遅くとも3ヶ月前には伝えるのがマナーです。年明け(1月以降)に伝えると、次年度の担任が決まってしまっており、大迷惑をかけます。
  • 1月〜2月:退職届の提出・引き継ぎ
    後任の先生への引き継ぎ資料を作成します。保護者へ伝えるタイミングは園長の指示を仰ぎましょう。
  • 3月末:退職
    クラスの子どもたちを送り出して、晴れて退職です。

【例文】引き止められない「退職理由」の伝え方

円満退職のコツは、園への不満(給料が安い、人間関係が悪い)を言わないことです。「個人的な事情」にするのが鉄則です。

▼ OKな伝え方(建前)

「家庭の事情で、実家に帰ることになりました」
「以前から興味があった、違う分野の保育(療育など)に挑戦したいため」
「体調面で不安があり、少しお休みして療養に専念したいため」

※「やむを得ない理由」や「前向きな挑戦」であれば、園側も無理に引き止めることができません。

⚠️ NGな伝え方(本音)
「お給料が安いので」「先輩と合わないので」
→ 『じゃあ給料上げるから』『配置変えるから』と引き止め交渉に入られたり、関係が悪化して残りの期間が働きづらくなります。

退職届(退職願)の書き方マナー

口頭で合意が得られたら、書面で提出します。園に規定のフォーマットがある場合はそちらを使います。

【退職届の基本構成】

  • 用紙:白の便箋(B5またはA4)。縦書きが一般的。
  • 筆記具:黒のボールペンまたは万年筆(消えるペンはNG)。
  • 封筒:白の二重封筒(郵便番号枠なし)。
  • 書き出し:「退職届」と中央に書く。
  • 本文:「私儀(行の下部に)、このたび一身上の都合により、来る令和〇年〇月〇日をもって退職いたしたく、ここにお願い申し上げます。」
  • 日付・署名:提出日、所属クラス、氏名、捺印。
  • 宛名:法人名、園長名(様)。

どうしても「辞める」と言い出せない時は

「園長が怖くて言い出せない」「人手不足で『辞めるなんて言わせない』雰囲気がある」
そんな時は、一人で抱え込まずに外部の力を借りましょう。

転職エージェントを利用して次の職場を決めてしまえば、「次が決まっているので」と強い理由で断ることができます。
また、どうしても退職を認めてもらえない場合は、退職代行サービスやエージェントのアドバイスを受けるのも一つの手です。