保育園と幼稚園のいいとこ取り?
今さら聞けない「認定こども園」の働き方
「最近よく聞く『こども園』って、普通の保育園と何が違うの?」「幼稚園免許がないと働けない?」
転職求人を見ていると、認定こども園の募集が増えていることに気づくはずです。
認定こども園は、簡単に言うと「保育園(生活の場)」と「幼稚園(教育の場)」の両方の機能を持った施設です。
待機児童対策と幼児教育の充実を目指して作られた、新しいスタイルの職場です。
今回は、保育園・幼稚園との違いや、働くために必要な資格について解説します。
【比較表】3つの施設の違い
最大の違いは「預かる子どもの条件」と「必要な資格」です。
| 項目 | 認定こども園 | 保育園 | 幼稚園 |
|---|---|---|---|
| 管轄 | 内閣府 | 厚生労働省 | 文部科学省 |
| 対象年齢 | 0〜5歳 | 0〜5歳 | 3〜5歳 |
| 利用条件 | 親の就労有無に関わらず利用可 | 親が働いている等(保育の必要性) | 誰でも利用可 |
| 資格 | 保育教諭 (保育士+幼稚園教諭) |
保育士 | 幼稚園教諭 |
「保育教諭」ってなに?免許が片方しかない場合は?
認定こども園で働く職員は、原則として「保育教諭」と呼ばれます。
これは、「保育士資格」と「幼稚園教諭免許」の両方を持っている人のことです。
Q&A
片方の資格しか持っていないと働けない?
結論:働ける園もありますが、両方取得が推奨されています。
現在は経過措置として、どちらか片方の免許があれば働けるケースが多いですが、ゆくゆくは両方の取得が義務化される流れにあります。
ただ、園によっては「0〜2歳児クラス担当なら保育士資格だけでOK」としているところもあるので、求人票の応募要件をよく確認しましょう。
こども園で働くメリット・デメリット
教育的な活動を取り入れたい保育士さんには人気の職場ですが、業務は少し複雑です。
メリット
- カリキュラムが充実している
英語、体操、リトミックなど、幼稚園のような教育活動に関わることができます。 - 行事が盛り上がる
幼稚園ベースの園も多いため、発表会や運動会などの行事に力を入れており、達成感があります。 - 給与水準が高め
国からの補助金が手厚いため、一般的な保育園より給与や手当が良い傾向にあります。
デメリット
- 事務作業が多い
保育園枠の子と幼稚園枠の子で管理書類が異なるなど、事務処理が複雑になりがちです。 - 1日の流れが忙しい
「教育時間」と「預かり保育時間」の切り替えや、バス送迎の対応など、時間管理がシビアです。
「教育」に興味があるならおすすめ!
「ただ預かるだけじゃなく、子どもの可能性を伸ばす教育に関わりたい」「でも幼稚園は預かり時間が短くて給与が不安…」
そんな方にとって、認定こども園はベストな選択肢です。
特に「幼保連携型」のこども園は求人数も多く、待遇も安定しています。
「片方の資格しかなくて不安」という方も、入職後に資格取得支援制度を使って免許を取らせてくれる園がたくさんあるので、まずはエージェントに相談してみましょう。